この名前を付けたのは、韩凌燕様が2009年に書かれた『国際を超えた対話―歌舞伎と昆曲の共鳴』という文章に大いに啓発されたからであった。韩凌燕様がこの文章の中で、歌舞伎と昆曲との歴史、芸術の特徴などを紹介された。それから、歌舞伎と昆曲との交流を増強して、伝統芸術の発展に関心を持つべきだという観点を提出された。私はこの文章を読んだら、歌舞伎と昆曲に興を持っていく。歌舞伎と昆曲は中日両国の貴重な文化財産であるが、両者の比較を通して、中日文化の差異を了解して、伝統芸術への理解を深める。

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2.1服装における両者の比較

服装は舞台芸術の重要な元素だと思う。人物を形造ることにかなり役立つと思われる。

　歌舞伎は日本の伝統な芸術として、服装が全体的な舞台演出に大きな影響を与えた。歌舞伎の服装は日本の伝統的な和風服装であり、華麗で美しい。輝いている舞台の上に、俳優たちに独特な美しさをもたらす。

　歌舞伎の着物はカラーが色鮮やかで、色の選択にとても凝っている。カラーの応用は雰囲気を増やして、人物の性格と情緒を強化できると思う。主に、赤、黒、緑を基調として、ほかのカラーで飾って強調する。赤、黒、緑というカラーは強烈な視覚のインパクトを持っているから、観衆にすごい美感を与えることができる。

　昆曲の服装といえば、カラーの応用において、歌舞伎と同じように、強烈なカラーを利用することが多い。昆曲の服装は明朝のスタイルを継いで、清朝の服装の特徴を吸収して、赤、黄色、青、白、黒などの色を主にして、色鮮やかで賑やかである。だからといって、新しい昆曲の服装はカラーのコントラストが弱くになっている。これは若者の観念に適合するためであると思う。新しい昆曲の服装は観衆に柔らかく繊細な感覚を与えるようになる。例えば、昆曲の『長生殿』の中に、いくつかの場面で、赤、黄色、白は主なカラーで、舞台が単一の色に囲まれている。文献综述

　それから、服装のカラーはそれそれ独特な意が有る。例を挙げると、歌舞伎では、赤は主役の身分と地位を代表する上に、身分と地位からあるの活力及び激情を表現する。歌舞伎『忠臣蔵』の中に、四十七人の武士は復仇使命を終わったら、全員自殺という場面で色のコントラストを通して、武士たちの忠誠、勇敢という精神を生き生きと表した。